「白湯を飲むのが良いよ」と良く言われますが、白湯ってそんなにいいものなの?と思っている人は多いと思います。
私も白湯がなぜ良いのか分からず、ただのお湯がそんなにいいの?まぁ良いって言うなら良いんでしょう?くらいにしか思っていませんでした。
白湯について調べてみたらなんかいろいろ良いことがあるみたいでした。
1.白湯のメリット
基礎代謝の向上
白湯を飲むことによって、食道や胃、腸を温め、同時に血流の流れを良くします。血流の流れが良くなることで、基礎代謝が上がり、1日の消費カロリーが増加します。基礎代謝は内臓の温度が1℃上がることで約10~12%上がると言われています。
すなわちダイエット効果も期待できます。
冷え性の改善
血流の流れが良くなることで、血の巡りが良くなります。毛細血管の隅々にまで血液が流れ、冷え性の改善に期待できます。
便秘の改善
内臓が温まり、動きが活発になります。胃腸全体が温まり、腸内活動が活発になることで、便秘の改善が期待できます。合わせて、白湯を飲むことで水分摂取ができるため、更に効果大です。
デトックス効果、美容効果
内臓の活動が活発になることで、利尿作用が現れます。利尿作用効果により、体にたまっている老廃物などの悪いものを外へ排出するデトックス効果が期待できます。
血流が改善されることで、老廃物が流れやすくなり、肌のターンオーバーが活発になります。肌トラブルの改善などの美肌効果が期待できます。腸がキレイな人は=肌がキレイな人と言われるのはそのためかもしれません。
消化を助ける
胃腸全体が温まり活性化することで消化能力が高まります。消化能力が高まることで、食べたものがきちんとエネルギーに変換されます。毒素がたまりにくくなり、健康的な体になります。
2.白湯のデメリット
白湯は先にあげたようなメリットがありますが、飲み過ぎによりデメリットや危険性もあります。
胃痛や下痢
胃液を薄めてしまい、好転反応が起こり消化不良の原因になります。
むくみ
水分の摂りすぎはむくみの原因になりますが、白湯は冷たいものよりも吸収が良いため、よりむくみが起きる危険性が高いと言われています。
眠前に飲み過ぎると睡眠不足に
利尿作用があるため、飲み過ぎるとトイレに行く回数も増えます。寝た後にトイレに行くようになると睡眠不足になる恐れがあります。
とは言え、白湯のデメリットは調べてみてもほとんど聞かれませんでした。正しい量を正しい飲み方で飲めば、良いことばかりなのではないでしょうか?
3.白湯を飲むタイミングと量
起床時にコップ1杯分
50℃前後の白湯をコップ1杯(200ml)飲むのが一番効果的と言われています。
朝起きたばかりの頃は、胃腸が冷えています。温かい白湯を飲むことによって内臓が温まり、消化する力が高まるそうです。寝ている間に汗をかいて多くの水分が出てしまっているので、朝の水分補給として大切です。
朝食の30分くらい前までに10~20分程度かけて少しずつ飲むのがオススメです。
就寝前にもコップ1杯
寝る前に飲むことで、心も体もリラックスできます。体も温まるので、寝つきが良くなることも期待できます。あまりたくさん飲んでしまうと、夜間にトイレに起きなければいけなくなるため注意が必要です。
就寝する30分以上前にコップ1杯程度飲むのがオススメです。
4.白湯の作り方
やかんに水を入れ強火で沸騰させます。
沸騰したら火を弱め、10~15分間沸かします。
火を止め50~60℃に冷まします。
<ポイント>
沸騰してから10~15分沸騰させ続けることです。
水道水の中の不純物や有害物を除去するためにに沸騰は必要になっています。
電子レンジで白湯を作る方法
水をマグカップに入れ、500Wで2分温めます。
<ポイント>
電子レンジでは水道水の不純物などの除去は難しいので、ミネラルウォーターか浄水を使って作ってください。
電気ケトルで白湯を作る方法
電気ケトルに水を入れ、(可能なら)フタを開けた状態で沸騰させます。
50℃台になるまで自然に冷まします。
<ポイント>
電気ケトルの場合、種類やメーカーにより沸騰したお湯が飛び出す危険性があるため、フタを開けて沸騰させることは禁止している場合があります。
危ないのでオススメはしません。
ウォーターサーバーで作る方法
温水と冷水を半分ずつ混ぜ合わせれば完成です、
<ポイント>
ウォーターサーバーの水は不純物や有害物質が少ない軟水を使用していることが多いため、沸騰させたりする必要がありません。赤ちゃんにもおススメです。
白湯を毎日飲むのは体にいいことだと言うことは分かりましたが、やっぱり少し味付けをしたものでないと長くは続きませんよね。
白湯を手軽においしく飲むためにアレンジをすると長く続けられるかもしれません。
〇レモン白湯
白湯にレモン1/2個分の果汁を絞るだけで完成。
レモンがないよって方は市販のレモン果汁でもOKです。
〇はちみつ白湯
白湯にはちみつを小さじ1杯程度入れて混ぜれば完成。
あまめが好きな人はもう少し多く入れてもOKです。
〇しょうが白湯
白湯にスライスしたしょうがを1枚入れて混ぜれば完成。
しょうがチューブなら小さじ1/2~1杯程度入れればOKです。
〇オイル白湯
白湯にオリーブオイルを小さじ1杯入れてよく混ぜれば完成。
オイルを加えることで、腹持ちが良くなり、ダイエット中や小腹が空いたときなどにもおススメです。
〇うめ白湯
白湯に梅干しひとかけらを入れてよく混ぜれば完成。
疲労回復や脱水防止にもなります。飲み過ぎた次の日の朝にもおススメです。
白湯を正しい量・正しいタイミングで飲むことで、体に良い最強のアイテムです。
それがお手軽に、しかも簡単に手に入るので続けやすいと思います。
水を沸騰させて作らなければならないことにめんどくささを感じるのであれば、ウォーターサーバーを利用しても良いでしょう。
私のように無味では続けられないという方はいろいろなアレンジレシピを試してみるのも良いかもしれません。
白湯を飲んで体を健やかにしていきましょう。