岐阜県関市板取にある名もなき池。通称モネの池へ行ってきました。
2015年にSNS上で「まるでモネの『睡蓮』の絵のようだ」と話題になった池です。
透明度の高い湧き水に睡蓮の花が咲き、その中を鯉が泳ぐ美しい池ですが、もともとは地元住民にも認知されていない「名もなき池」でした。
モネの池とは
関市の根道神社の敷地内にあり、昭和50年代に農地を整備する"ほ場整備事業"で水田の水を引くために整備した池である。水田用の池のため、地元住民や観光客にはあまり知られておらず、「名もなき池」と名付けられたと言う。
モネの池になるまで
湧き水が出るため、池にカワニナなどを入れて、ヘイケボタルを増やす計画をしていたそうです。でも、その数年後に地元の人が鯉を入れてしまったため、餌が食べられてしまいました。そこで、隣接しているフラワーパーク板取の管理人が、睡蓮やコウホネなどの植物を池に入れて栽培を始めました。
それにより、その池の中を錦鯉が優雅に泳ぎ、5月下旬から8月にかけては睡蓮・コウホネの花も見られる。また秋には色鮮やかな、モミジの紅葉が池に映し出され、冬は降りしきる雪の中で池が見られるのも魅力的となっている。
これらのことが2015年頃にテレビで取り上げられたことで一気に知名度があがりました。
このような前情報がないまま
いざ!モネの池へ!!
勝手に「有名な池だし、大きな池だろうな」と思っていたので着いてビックリ!!
あれ?どこに池があるのだろうか?
池までの道のりを歩く中、あれれ?と思ってしまう自分がいました。
見ごろの時期ではない時であり、有名になってから、かなり時間も経過したためそこまで人もいない。
池に近づくにつれ、あれ?やっぱり思っていたのと違うかも・・・と思った。
事前に調べずに行き、天気も雨が降っている中で、イメージが先行し過ぎたため、想像以下となってしまいました。
池に着き、しばらくたたずんでいた
池に着いたすぐは雨が降っており、池を見始めた場所は池の中が良く見えない場所でした。じわりじわりと池の周囲を歩きながら池の中をみていました。
橋を渡り始めてしばらくすると、橋の下から鯉が何匹も出てきました。しばらくそこで鯉を眺めていると、池の水がすごく透明であることに気付きました。
鯉がはっきりと見え、池の底もしっかりと見える池にどんどん驚きがあふれ出てきました。そして、少し晴れ間が見える頃には、池に晴れ間が映っており、なんだか幻想的な感じがしました。
池の周囲を更に散策しました。
観光客の方が「睡蓮とかが咲いてたらきっとこれよりきれいなんでしょうね」と話しているのを小耳にはさみました。
なんと!睡蓮が咲いている時期とは?
やはり時期が悪かったかぁ・・・。雨も降ってるししかたないよなぁ・・・。
と話しながら歩いていると、池がめちゃくちゃきれいに見えるスポットにたどり着きました。
こ、これは!すごくきれいな池じゃん!!
しばらく眺めていると、雨も上がり、傘も必要ない状態に。
そして鯉も写真を撮ってと言わんばかりに寄って来る。
これが、モネの池ですか。めちゃくちゃきれいじゃん。ステキやん。
見る場所、見る時期、見る環境によって、いろいろな面を見せてもらえる池でした。
池を一回りしたところで、池についての看板を発見。
時期はやはり外れていたようでした。でも時期が外れていたとしても、とても感動する池だと思います。
最初に「なんか、思っていたのと違う」って思って申し訳ない。
と反省しながら、帰路につきました。