Who Moved My Checse? チーズはどこへ消えた?
作者:スペンサージョンソン
価格:921円 |
この本は結構有名な本で、本のランキングなどに入っているし、いろいろな方がオススメをしている。
実際に手に取ると分かるが、とても薄い本で、すぐ読み終えてしまいそうな雰囲気がある本です。
この本を読んでみようと思ったきっかけ
最近読書にハマっており、特に自己啓発本や心理学の本、投資などのお金にまつわる本などを読み漁っていました。そんな時、本屋でこの本を見つけました。
そういえば、この本
いつもオススメランキングに入っているなぁ。
誰かがオススメしていた本だよなぁ。
人生のバイブルになる本だって聞いたことがあるなぁ。
と思いました。実際に本を手に取ると、いつも読んでいる本と比べとても薄く、パラパラとめくると読みやすそうな感じがしました。
こんなに薄い本が人生のバイブルになるなんてほんとかなぁと思いました。
興味本位で、この本を手に取りました。
実際に読んでみると、自分に当てはめて考えてみたり、人生について考える機会ができたと思いました。
この本の中で印象に残った部分
周りの変化、環境に早く気付き、適応すること。それに遅れれば遅れるだけ適応できなくなるかもしれない。
自分が変わろうとしなければ、事態は何も変わらないしむしろ、悪くなる可能性もある。
就職してずっと同じ職場で働いています。部署が変わり、人間関係や、やることなど変化していきます。変わった部署に合わせて適応していかなければ働きづらいままになります。
今まで部署異動をして環境変化に適応できず、「前の病院ではこうだった」、「前の部署でのやり方がやりやすい」と言い張ってきた人たちを見てきました。
その人たちは結局続かず辞めていきました。
環境の変化に適応することは自分も周りの人も、うまくいくのではないかと思います。
新しいやり方で、良いものは取り入れていく必要はあると思います。
しかし自分の意見ばかり押し通しても誰もついていかないと言うことにも気付きました。
ある程度、環境に適応していく力も必要なのです。
どうして変化は何かもっと悪いことをもたらすなどと思っていたんだろう。
変化はもっといいものをもたらしてくれるのに。
人が恐れている事態は、実際は想像するほど悪くはない。
自分の心の中に作りあげている恐怖の方が、現実よりずっとひどい。
新しいことに挑戦したり、今までやってきたことを変えるのは、恐怖でしかないと思います。
「これを変えることによって、こんなことになるかもしれない」「これをやることによって、今後後悔することになるかもしれない」と思うことがあり、結局変えない、挑戦しないと言う選択肢をとってしまうことがあります。
私も変わらなきゃいけないと思いつつ、みんなの賛同が得られないとできないと理由を付けて、やらずに経過していることがいくつもあります。
この本を読んでそれではいけないんだと思いました。
結局、現実を受け止めず、文句を言っている、嘆いているだけで何も行動しない。
この本に出てくる残念だなと思う、登場人物の一人と同じなのです。
自分はこのタイプではないと思っていたが、実際はこのタイプの人間になっていると思いました。
この本を読んだ後、自分はどうしたいのか、真剣に悩むようになりました。
今の職場環境はとても悪いです。それをずっと変えようとしてきたのですが、結局文句を言い合い、解決策は見いだせないままでいます。
そして、次々難題が増えていき、何も解決できないまま、問題だけが山積みとなってしまっています。
私では変えることができないと見切りをつけて、この職場を辞め、新しい環境で働くことも選択肢の一つと考えても良いのかもしれないと思いました。
これは「逃げる」ことではなく、「新しい環境に挑戦する」と言う考え方。
今、私は悩んでいる途中ではありますが、今まではただ漠然と「仕事に行きたくないから辞めたい」と思っていたけど、今は「新しい環境に挑戦してみても良いのではないか」と前向きに悩んでいます。
この本を読んだことで、考え方を変えるきっかけになりました。