炭酸水は健康に良い、ダイエットに良いと言われていることを知っていますか?
私は知りませんでした。なぜならほとんど炭酸水を飲んだことがないからです。
良いお店に行くと、お水ではなく炭酸水を提供するところもありますよね。その時私はめちゃくちゃおいしい炭酸水だと衝撃を受けました。
それは雰囲気にのまれて美味しいと感じていただけかもしれませんが・・・。
世間で良いと言われている炭酸水ですが、きっとメリットだけでなくデメリットもあると思います。ですので、今回も炭酸水のメリット・デメリットについて調べていきたいと思います。
炭酸水のメリット
1.ダイエット効果が期待できる
炭酸水を食前に飲むことで、食欲を減らすことが出来ます。炭酸ガスは胃の中で気泡が拡大することで、満腹感が得られ、食事量を抑制してくれます。
そのため、ダイエットをしていても食欲に負けてしまう方や、食べすぎを防止したい方にも炭酸水は有効と言えるでしょう。
炭酸水を飲むことで、炭酸の刺激が交感神経の活性化に繋がります。そして血中の二酸化炭素濃度が上がり、代謝がアップして痩せやすく太りにくい体になると言われています。二酸化炭素濃度はランニングをしているときに近い状態になり、エネルギー消費につながります。
食前にコップ2杯程度の炭酸水を飲むとダイエットに効果的と言われています。
2.下痢や便秘の解消
腸は第二の脳と言われるほど美と健康に大切な部分です。炭酸水の炭酸ガスが腸内を刺激して、便秘や下痢の解消効果が期待できます。
便秘の原因は、「水分不足」、「腸の動きが悪い」です。炭酸水ではこの二つを一気に解決してくれます。
特に起床後すぐに飲むとより効果的と言われています。
3.疲労回復効果
人は疲れを感じると体が酸性に傾き、水素イオンという「疲労物質」を溜め込みます。そんな時、炭酸水を飲むことにより、血中の二酸化炭素が上がるので、より多くの酸素を運ぶため血行が良くなります。
その効果により尿量が増え、血液中の疲労物質が老廃物として排出され、疲労回復につながると言われています。
4.血行促進で肩こり解消
炭酸水を飲むことで、血中の二酸化炭素濃度が上昇します。体内により多くの酸素を運ぶため、血液循環が良くなると言われています。
血流がよくなることで肩こりの原因である、血行不良や冷え性の解消が期待できます。
炭酸水は体の内側から様々な効果・効能をサポートしてくれる飲み物です。
他にも炭酸洗顔をするのもおすすめです。
炭酸水で洗顔するとシュワシュワの炭酸ガスが毛穴に入り込み、肌表面に残りやすい古い角質汚れをかき出してくれると言われています。その他にも毛細血管を広げて血行促進効果も期待できます。血行促進すると肌の新陳代謝が活発になり、ニキビやしみ予防も期待できます。
炭酸水のデメリット
人の体は弱アルカリ性で保たれていますが、炭酸水は酸性です。過剰に摂取すると、アルカリ性から酸性に傾くため体に悪いことが起きます。
1.下痢や腹痛になる可能性がある
炭酸水の飲み過ぎは、腸が過度に刺激されるため、下痢や腹痛を引き起こす可能性があります。胃腸が弱い人や下痢や腹痛になりやすい人は注意が必要です。
特に過敏性腸症候群の人が炭酸水を飲み過ぎると、症状が悪化してしまう可能性があります。
2.食欲が増加して食べ過ぎてしまう可能性がある
食前に炭酸水を飲むことで、食べ過ぎを防ぐ効果があるが、飲み方によっては逆効果になる可能性があります。
コップ半分ほどの冷やした炭酸水を食前や食事中に飲むと、胃が過度に刺激され、消化吸収が促進。かえって食欲が増してしまうことがあります。
そのため、飲む量やタイミングを間違えないようにする必要があります。
3.過剰摂取は歯が溶ける可能性がある
昔から「炭酸は歯が溶ける」と言われていますが、それは事実です。
炭酸水を飲み続けると、歯の表面を覆うエナメル質が侵食してしまいます。
歯は酸性度が強ければ、溶ける場合があり、歯が溶ける酸性度はPh5.5以下と言われています。
主に糖分が含まれている炭酸ジュースや炭酸水が当てはまり、無糖の炭酸水であれば、普通に飲んでいるだけでは、大きな影響はないので安心しましょう。
炭酸水の種類
天然の炭酸水
天然水にもともと炭酸ガスが含まれているタイプのもの。主にヨーロッパが原産国です。最も希少であまり流通していないもの。
採水地により含有ミネラルや炭酸強度が違い、さまざまな味わいがあるのが特徴。
天然水炭酸水
天然水(ナチュラルミネラルウォーター)に人工的に炭酸を加えたもの。天然水になるので採水地により硬度も味わいも異なり、人工的にミネラルを加えていません。
炭酸の強度はメーカーによってことなります。天然水ならではの自然な味わいと炭酸による酸味を味わうことができます。
人工炭酸水
天然水ではない水に炭酸を加えたもの。天然水ではないので、ミネラル分を含まず炭酸の酸味が強い傾向。
あらめの気泡で炭酸が強い場合が多く、価格が安いので料理やお酒の割り材として使うならこのタイプがオススメです。
炭酸水のメリット・デメリットについて調べてみましたが、過剰摂取をしないことや、糖分の含まない炭酸水を適量ずつ毎日飲むことができれば、健康的な体を維持することができるのではないでしょうか。炭酸水はそのまま飲むだけでなく、ジュースやお酒に混ぜたりしながら飲むこともできます。
ペットボトルで購入すると、炭酸が抜けてしまう前に飲み切らないといけないデメリットもありますが、今は自宅でも炭酸水が簡単にできる時代になっています。炭酸水を作る機械を導入して簡単に炭酸水が摂取できる生活を手に入れるのもいいのではないでしょうか。ぜひ検討してみてください。